9月4日の日記

 

        母親が脳梗塞で左麻痺になり、9月下旬に退院する。

 

     私の一番の訪問看護ステーションの協力者である、母親が、今年の

   5月に脳梗塞になった。いつも明るく、元気だった母親が、左麻痺の重度の

   状態になった。もともと、母親は頑張り屋のタイプ、必死に家に帰りたい

   一心で、毎日のリハビリを頑張った成果が出ていると思っている。

   やっと、短下肢装具を使用し、見守りで何とか歩行ができるようになった。

     80代の短気な父親が母親の介護をすることができるか、妹と私は心配だが

   「やるしかない!」と、今日の夕方、二人で腹を決めた。母親のこれからの

   エンパワメント力を信じて、見守り、最高の親孝行がしたいと思っている。

 

    今までは、同居していた主人の祖母、義理母、義理父を現在の家で、仕事を

    しながら看取り看護を実施した。

    私の実家は、今まで家族のリーダーは母親でした。その母親が今度は、

    お世話される側になる。どうなるか、家族の不安な気持ちが理解できる。

     今回も、母親の介護から何を学ぶか、しっかり自分で考えながら、

    支援していきたい。

 

     私は以前から、講義をするときに必ず、受講生に話している言葉がある。

     それは、

           病気になること、介護をする側にも、

          必ず、その人にとって意味のあることである。

          どんなに苦しくても、辛くても、病気になったこと、

        介護する側になったこと、その意味を、自分で意味を見出せたときに

           その、悩みを乗り越えた時である。

 

        いつも上記の内容をみんなに話していた。今度は

      私が、母親がなぜ麻痺になったのか、自分でしっかり考えて、

      これからの訪問看護に活かしていきたい、母親が体を張って教えて

      くれてことに感謝しながら!

 

                           関根京子