2月25日の日記

       看取り介護を通して、家族一人一人が価値ある方向性に

          迎えるように看護することが私のやり方!

 

     今日の訪問終了したのが、21時。

     疲れていたが、今日のことをいつも聞いてくれる主人が、

     話を聞いてくれないため、ブログに掲載して、みなさんに伝えたいことが

     あります。

 

      私の看取り看護は、お亡くなりになる家族の一人が、人生の最終章を

     迎える時、苦しさ、不安感がある。その辛さを無駄にしないために、

     看護で何ができるいつも考えている。

 

       看取りを通して、

      ・家族がバラバラの関係性が、看取りを通して少し円満になること。

      ・引きこもりだった息子さんが、看取り介護を通して、自分に自信を

       持つことができるようになること

      ・感謝の言葉を言えなかった夫婦が言えるようになること

      ・家族の中心的立場の母親が、父親がお亡くなりになっても、残された

       家族で、再スタートができる準備ができるようになること

      ☆以上のようなことをいつも考えながら看取り看護をしている。

 

    今日は朝から、ガン末期の利用者様の長男さんだけが、お母さんの死の受容が

    なかなかできず、他の介護をしている父親たちに、「そんな介護のやりかたで

    はだめだ!」と暴言。父親たちが困っているのではないかと考え、私が訪問。

 

    長男は主治医と訪問看護師の私に、気持ちを少しづつ打ち解けてくれた。

    話しながら涙を流し、辛い心境を話し、呼吸を整え、「分かりました。」と。

    長男さん自身の家族にも、いろいろな問題を抱えていたようで、仕事のこと

    子供さんことの心配事を話してくれた。

     その話を聞いて私は、お亡くなりになる母親(お母さん)もきっと、心の中

    では心配していることではないかと思った。

 

     20時に訪問したときに、長男自身の家族のお悩みが、一つ解決したことを

    伺った。嬉しくて、私は、両手を上にあげて、喜んだ。

    詳しくは記載できないが、お亡くなりになる母親の気持ちが長男さんを守って

    くれたのではないかと思った。

     長男さん家族の再スタート、良かったね!

 

     これからも、在宅の看取り介護は、お亡くなりになる利用者様の

     いのちを通して、価値あるものに、意味あること、

      そう捉えられるように訪問看護の仕事をしてきたい!

 

    今回も、私のつたないブログをみていただき、

                   ありがとうございました。

 

                       関根京子