12月6日の日記

 

           心豊かな人は、どんな人だと思いますか?

     

     利用者様の中に、いつも、私が訪問するだけ

     「ありがとう!来てくれたのね。嬉しい。」と

     何回も、何回も話してくれる人がいる。

     感謝の心で、声をかけられると、なぜか、心がほっとする。

     疲れもなくなり、つい、笑顔になる。

     その方は認知症の女性で、心の中が、感謝の心で一杯ではないかと

     いつも思う。

 

     最近の読んだ詩を紹介します。 

    

          感謝は、

          心を豊かにする意味する。  

          感謝のある人には

          喜びがあり、

          幸せがある。

          

          恩を知る人は、

          謙虚である。

          まじめである。

          真剣である。

          恩を知る人には

          成長がある。

          向上がある。

          勇気がある。

          恩を知る人は

          人を敬うことができる。

 

          心を豊かな人は

          人を大切にし、

          人を育てる。

          人も自分も幸福にしていく。

          心貧しき人は 

          グチや悪口で

          人生を暗くする。

          人も自分も不幸にしてしまう。

          私たちは心豊かに 

          心美しく

          「幸福の交響曲」でみんなをつつんでいきたい。

            

      上記の詩を読んで、いつも自分の心があたたまる。

      

      みなさん 冷えは万病のもとなので

         「こころと体をあたためるようにすること」

         東京の高田馬場精神科医40年の

                於保哲外医師の言葉です。

 

      今日、16時に訪問した89歳の男性は

     食欲もなく、やっと歩行をし、活気もなく、いつもと違う。

     広い敷地で、立派な庭園、日本家屋、たった一人で生活をしている。

     「関根さん、俺は、もう命が持たないかもしれない。」と

     つぶやいた。かつては上役にいた、立派な方が弱気な発言。

     何とか、気持ちに寄り添い、共感し、二人だけの会話を丁寧に

     真剣に利用者様の話に耳を傾け、リラックスしていただきたいを 

     思いながら訪問した。

     

     この利用者様の素晴らしいところは、どんなに辛くても、毎日、

     小さい目標を自分で決めて時間をかけてでも最後まで、やり遂げる姿勢を

     学んでいる。

      今日は、私がダイニングテーブルの上が、綺麗に整理整頓されている

     ことに 気づき、声を掛けたら、利用者様はにっこり微笑んでいた。

     この利用者様は心が豊かで、心の軸(信念)を持っている人である。

     私も、信念を持ち続け、少しでも前に前進していきたい。

     

      

                                関根京子