5月18日の日記

        日頃の何気ない生活から、気づいたこと!

 

     高崎市八幡駅の近くに、「とが志」という、和菓子のお店がある。

     そこのおばさんが、団子、大福を購入すると少し、お団子のおまけ

     さりげなく、つけてくれる。

     おばさんがいつも決まって話す言葉がある。

    「みんなに食べてもらうだけでいい。それが嬉しい!」と、笑顔で話す。

    その笑顔がとてもステキ。あの笑顔と豆大福、目当ての人がいるみたい。

  

     先日、友人と民宿にとまり、朝、散歩すると、近くにいちご園があった。

     4人で散歩し、いちご園の売店に行った。

     朝からイチゴをハウスから一つ一つとっているのは、娘さん

     パックにきれいに並べているのは、おばあちゃん。

     パックにビニールのラップを包みお店のラベルを張るのは、おじいちゃん。

     家族でいちご園を営んでるのが、すぐわかった。

     私はすぐ、「いちご園の仕事は長いんですか?」とおばあちゃんに聞くと

     ニッコリ笑って、うなずいた。そのあと、おばあちゃんは、

     さりげなく、私が購入したいちごのパックの上に、3個、おまけをして

     くれた。その3個のいちごを友人に、1個ずつ渡し、食べながら4人で

     歩いた。4人で歩きながら食べたいちごが美味しかった。

 

     それから、和菓子屋、いちご園、ふたりのおばあちゃんのさりげなく

     お客さんにする、この仕草に感動し、私もしたいと考えた。

     私の場合、訪問看護という、形のない看護サービス。

     このサービスをどのようにしたら、おまけのサービスになるのか。

     考えながら、仕事をしていた。

 

       今日の訪問した0さんは、今は生活保護で生活しているが、

     現役時代は、会社の社長さんだった。その0さんは、生活は厳しくても

     いつも私に話す内容は、勉強になる話ばかり。いつも感心していた。

     思い切って、0さんに、和菓子屋、いちご園のおばあちゃんの話をした。

      0さんは、私に

     「そのサービスができる人は凄い、そのサービスをできるか、できないかは

     雲泥の差。心から見じみ出ているサービスだから、日頃から心に感謝の

     真心がないと、できないサービスだ。」と、話した。

       私は、0さんの言葉で、日ごろから何を考えて訪問看護しているかが

     大切ではないかと理解した。0さんの言葉に感動し、それでも、まだ、

     おかけのサービスに深く、考察したくて、事務員のⅯさんにも聞いてみた。

     Mさんは人生の大先輩。やっぱり凄い考えが返ってきた。

      Mさんは、

     「結局、その人の人間性だと思います。」と、笑顔で答えた。

      私もそうだ、

         私のおまけの看護サービスは

        私自身の人間性と高め、一人一人の利用者様に対して

        真心から看護していくことではないかと思った。

       励ましたり、認めたり、共感したり、相手の気持ちに寄り添うこと。

       嫌なこと言われても、その人を包み込むような心になっていきたい。

       人を恨んだりする気持ちをもちたくない。

       そして、今の世の中、暗い話ばかりなので、

       いつも 心を明るく、軽く、前向きにいたい。

       そのためには

       どんなことを言われても(例えば嫌なことを言われても)

        最後は、「ありがとう」の言葉をかけるようにしようと思った。

        明日から、ありがとうの言葉をいつも発信していきたい。

        人生楽しまないと。明日は、時間があったら、

        ドクターカフェに参加し、夜はお稽古に行きたい。

       

      

                           関根京子