8月4日の日記

      誰もが当たり前と考えていた医療体制が供給が厳しい状況!

    

   7月30日の土曜日、私の利用者様が血糖600となり、6時間様子観察

   していたが、血糖値が下がらず、主治医に相談。

    主治医は病院受診した方が良いと判断したので、私が病院と連携を取る。

   結果、病院は土曜日の午後なので医師が不在、入院もできない状況と言われた。

   その結果を、在宅でも主治医に報告すると、「それでは、午後は休診だが、

   受診に来てくれ、僕が診察する。」と話した。

    利用者様は午後受診して点滴を700ml実施した結果、血糖が約300と

   やや安定した。

    このケースのように、症状がやや不安定になっても、在宅医療が利用者様の

   ために、いつでも医療を提供しなければならない時代になっている。

     自分の身は自分で守る意識を、一人一人が自覚しなければならない。

   

    昨日、多系統萎縮症の利用者様は、〇〇病院から「明日、退院してくださ

    い。」と言われて家族が困ったケースがあった。

       寝たきりで、ベッド上の利用者様。

    結果、1日遅れの介護タクシーを使用し退院となり、往診医のクリニックに

    受診して帰宅。自宅に戻っても、医療体制を整え退院調整をした。

   ○○病院も「明日退院してください」と家族に話すには、何か理由はあるので

    はないかと思った。

 

    私達訪問看護師は、見えない病院の様子をもっと知る必要がある。

    コロナ対応で、病院のスタッフは大変だろうな、

    病院ではが起きているのだろう。

    コロナ患者以外に熱中症など他の疾患の患者がいる何が起きているのか。

    自分なりに考える必要がある。

 

    訪問看護師が病院にとって、何をすることがスムーズに、入院、退院が

    利用者にとってうまくいくのかを常に考えなければいけないと思った。

 

    私のブログをみてくださっている皆さんに!

    私は最近、「疲れない体をつくるには」の本を読んでいます。

    その中で二つ

     ①目は直接、物事を見るのではなく、頭の左右に目があると思って、

    物事を見ると、全体を見ることができるため、事前に物事が自然に自分の

    目に入ってくるため、変な緊張感がなく、物事を見られるそうです。

 

     ②体が緊張がほぐれて、体が楽になる呼吸。

     お腹に手を当て、口を小さくしてゆっくり少し長く吐く、そうすると、

     体の緊張感が取れ、耳から自然の音が聞こえて体が楽になります。

 

     私は昨日の夜、3年ぶりに行われた、長岡の花火に行ってきました。

     現場から少し遠くで鑑賞しましたが、フェニックスの平原綾香さんの

     音楽と花火に、心から感動し、駐車場に歩いて戻るときに、主人が私の

     前を歩き、私は後ろから歩き、この口を小さくしてゆっくり呼吸をしたら、

     つい、平原さんのジプターの曲を鼻歌で歌っている自分がいました。

     駐車場のおじさんたちにも聞かれていたからと思いながら、歩き、

     コロナ禍でも大変な思いをしながら、準備してくださった、長岡の花火の

     関係者、みんなに感謝しながら帰宅しました。

 

     みなさん、少し体の力を抜いて、リラックスしながら、自分の体は自分で

     守り、今日も楽しい、有意義な1日をお過ごしください。

  

      私は看護学生に講義を90分してきます。

     大切な、これからを担う看護学生に、今の在宅医療を伝え何かを感じて

     もらいたい。これがいつもの私の思いです。

      看護教育に携わり約15年この思いは変わらないと思います。

       

                        関根京子

 

     7月28日の日記

          介護疲れの解消するためのポイント!

 

   介護疲れに困っている家族や、親族を見かける時がある。

   今日は朝から、介護疲れしている人がいたら参考にしてほしいと思い、

   ブログの書き込みを始めた。

   

    ①サービスの見直し。・・・介護疲れに気付いたら、介護サービスの見直しから

    始めてみましょう。不必要に感じる小さなサービスから利用することで、

    負担は想像以上に軽減していきます。

 

    ②家事の負担を減らす。・・・家族で役割分担をして、家事サービスをフル

    に活用する。「助けて!」と行政の窓口に相談することから始めてください。

 

    ③睡眠時間は最優先。・・・あくまでも理想です。

       ・起こされずに、ゆっくり眠れる日をつくる

       ・1日2時間、一人になれる時間をつくる。

       ・週に1回、文化的な活動

       ・週に2~3回の適度な運動をする

       ・第3の場所をつくる

 

     ☆自分のためにサービスを使うなんて…と思わず、見えないトンネルにい

     るので、少し休むことが大切です。自分を自然の中において少し気分転換

     がとても大切です。

 

     ④人にゆだねる力。・・・介護のプロに頼むことも大切で、緊急事態に

      備えることができます。

 

     ⑤施設入所は悪くない・・・家族が介護なった後、どのような時間を過

     ごし、どのような思いを分かち合うかが大切です。

 

     自分の介護を振り返り、本当で良かったのかと、後悔や罪悪感をもって

     悩んでいる人はいませんか?どんな時も介護者は最善の選択をしてきたと

     思います。その優しい気持ちを自分に対しても持ってください。日本人は

     真面目だから、自分を犠牲にして介護をしている人もいます。しかし、

     自分も大切にしながら、介護を楽しみ、感動し、感謝しながらしていく

     ことが、介護される側にとっても、良い心の距離だと私は思います。

 

     私は今日も、利用者様あっても訪問看護の仕事。

     楽しく、利用者様に感謝しながら、少しでも激励しながら訪問看護の仕事

     してまいります。

     

      

                       関根京子

      7月24日の日記

          持続可能な社会をつくる鍵は何か?

  今日の朝、昨日の新聞を読んだ。

  そこには

  岡山県で、木と山と共に生きる青年の生き方から、

 

  「私は木を伐採する時、この木を植えた先人たちの思い、感謝しながら作業

   します。伐採後は植林をしますが、自分が植えた木が大きく成長し、やがて

   伐採される時、未来の伐採者から感謝される自分でありたいですね。」

 

   60年といえば2世代である。自分が生きる時代だけでなく、孫子の代が活躍

   する時代を考えて「今」を行動する。

   持続可能な社会をつくる鍵の一つが、ここにあると思った

 

   今の私の行動、生き方はどうか、振り返ってみた。

   昨日の朝の緊急訪問で救急車対応し、緊急手術になったケースを次男に話した。

   毎日、次男、スタッフ等に私の考える訪問看護を話し、みんなで創っている。

   今日の朝気づいたが、前の仕事場の私が育てたスタッフ、看護学生、介護福祉

   士のスタッフ、ケアマネなど、少しでも私の考える。

     どこまでも、生命の尊厳を第一に守る

     このと言葉は少しでも、みんなの心に入っているんではないかと感じた。

 

    私はこれからも、医療の現場は何のためにあるか

    看護は何のためにあるか

    住み慣れた地域にするには看護として何が必要か

    答えは、いつも、現場にあり、利用者様、家族から教えてもらうこと。

    どこまでも謙虚に、利用者様あっても医療、一番大事にされる必要がある。

    いつも感謝の心で、訪問看護としても役割を今日も果たしていきたい。

 

    訪問看護師は地域も、民生委員、区長、ボランティアいろいろな人にも

    コロナ禍だからこそ、激励し、活力ある地域にしていかなければと考えて

    いる。

     地道に、コツコツと、カタツムリのように誠実に,着実に、

     みんなに

     生きる力(エンパワーメント)

     逆境を乗り越える力(レジリアンス)

     発揮できるように  

     私は動きます。

   

     今日の朝も、元区長さんからメールがきたので、エールを送りました。

     今日は日曜日、

     田んぼの草刈、訪問1件、ランチ、午後は、緑の森へドライブ

     夕方は、私の大好きな温泉、自律神経を整えるためには体を温め

     睡眠が大切!

     みなさんも、どんなことがあっても負けないでください。

     自分を褒めて、嫌な自分も褒めて、心を温めてくださいね。

      

     昨日の森田クリニックのそばの大空です。

     上を向いて、大空に向かって生きたいですね。

     

                          関根京子

        7月14日の日記

 

       看護学生への在宅看護論講義を開始した!

 

     私は看護学生の在宅看護論の講義をして、約10年以上。

     今年も始まった。学生の教科書が変化し、在宅重視の看護の内容になっ

     てきている。私の講義は、質問をしながら症例が多く話すようにし、

     少しでもわかりやすくしている。なるべく、学生を寝かせないように、

     声も抑揚をつけ、話題も変化させながら話しているが、興味がないように 

     見える学生に質問をしてみた。すると。聞いているようで聞いているし、

     しっかり応えられることが分かった。

     今年も、学生と一緒に、勉強しながら、自分自身も看護の研鑽を積み重ね

     ていきたい。今年の学生からも色々なことを学んでいきたいと思う。

     講義をすることは自分自身への研鑽をつに重ねること。あと10回

     一コマ90分の講義を12月まで。頑張って講義をしていきます。

 

     最近の精神科医、於保哲外医師の講義を受けた。

     於保医師は

     ・同じことをやっても、自分自身が喜びながら、楽しみながら、

     自分を輝かせながら、大切にしながらやることがとても大事!

 

     ・幸せだから微笑むのではなく、微笑んでいくことが幸せの因に

     なっていく。どんな大変な時ほど、にっこり微笑んでいくことが大切!

     

     上記の内容を於保医師から学び、

     今日も訪問を楽しみながら、喜びながら実施していくと、なぜか疲れが

     いつもより、軽減している。

     また、訪問時はマスクの中で、目頭をしっかり下げ、微笑むように  

     わざとしている。人は笑顔の人に安心して話してくれるようにいつも

     思う。

 

      夕方の訪問20代の利用者様から、静かにそーと、

     「最近、僕はしあわせだと感じる。」と、私に話してくれた。

     心の底から嬉しかった。なぜか、それは、いつも彼は悲観的な言動が

     多いため、私はずーと、彼の言葉に寄り添い、応援してきたからである。

 

     もう一人の高齢者の女性はいつも

     「先生が来てくれたから、今日も元気が出た。ありがとう!」と、

      ベッドサイドに座って、にっこり微笑む。

     この言葉を私に毎回、話してくれるため、心から嬉しくなる。

     この利用者様の好きな、川中みゆきの歌、「ふたり酒」を一緒に歌って

     30分の訪問で濃い時間を一緒に過ごした。

     この女性の左のかかとに、膿がたまった創部を何とか、完治させたいと

     思いながら訪問している。抗生剤の内服は7日間服用したが、まだ、完治

     していない、レスキュー隊の息子さんからは「病院に行かず、このまま

     少し様子見たい」と話すため、様子観察していくしかないため、

     私は、毎日、左足のかかと全体をマッサージ。皮膚の上から抗生剤の軟膏を

     塗布して様子観察している。私の心の中では「必ず、この皮膚を治す」と

     念じている。今のところ、悪化していないので安心。

     本当だったら、皮膚科受診、少し熱中症気味なので、病院に受診だが、

     この利用者様は「病院、施設にはいかない、この家でご先祖様を守り

     続ける」と、自分の意向を変えない。

      私はこの利用者様の意向を、希望を最期まで叶え、支えていきたいと

     考えている。この夏、乗り越えられるか。

          毎回の訪問が最期かもしれないと考えながら、

             訪問看護を続けていきたい。

                              関根京子

     

 

    7月3日の日記

       6月は過去最高の訪問件数!

                振り返り学んだこと。

     私のブログを楽しみにしている看護師の友人から電話があった。

     「京子ちゃん、ブログの書き込みがないので、何かあった?」と。

     友人は私のステーションを応援してくれている。  

     そんな友人のために、頑張って書き込みをこれからもしていきたい。

 

    6月はなんと、1か月約500件を5名のスタッフで訪問することができた。

    暑いのに、毎日が真剣で、無事故の訪問をしてくださっているので、

    スタッフに感謝。事務長である主人に、アイスを沢山購入して頂き、

    食べ放題とした。私からのスタッフへの熱中症にならないで、健康で

    利用者様のために頑張って動いてもらいたい気持ちで用意した。

    事務長である主人はアイスが大好き。

    

    6月は

     ・群馬県介護支援専門員の理事として、県庁で、国保連合会の苦情の

      審査会に参加、初めて審査会に参加したが、今までの経験があったため、

      苦情の内容と現場の様子を経験から想像ができたため、私なりの発言を

      することができて安心した。

 

     ・「施設から、介護度5のお母様を外泊して介護してみたい」と、娘さん

       から依頼を受け、5日間、自費で訪問看護を1日2回実施した。

       ケアマネがいなかったため、私が全部ケアマネの役割をした。

       施設の看護師、主治医との連携、福祉タクシー福祉用具、ヘルパー

       の手配など。

       訪問看護の大切な家族に介護指導、精神的支援など、

       ご家族の方が「外泊させて良かった。」と、感じてもらえる外泊生活を

       送ってもらいたい、一心だった。

      結果、経管栄養の利用者様は

        ・顔面マッサージ、訪問入浴、腸活マッサージなど、業者の方が、

       全て在宅へ訪問し、実施することができた。

       すべて自費なので、経済的に裕福な方。

        ・施設では口から一切、飲み物は摂っていないが、家ではムセも

       なく、好きなはちみつ、ジュースを約300cc飲用することができ

       たことを家族が1番喜んでいた。

 

       ・病院から退院しても、病状が悪く、主治医と連携を取り、6日間

       毎日2回訪問した間質性肺炎の利用者様、

       栄養剤を飲用したら、食欲が出てきて、ベッド上での生活でしたが、

       一人暮らしの為、家族と連携を取り、何とか再度入院の運びとした

       ケース。築50年の市営住宅だが、部屋に入ると、しっかり整理整頓

       されている部屋。6日目の朝、状態が悪化していて心配だったため、

       主治医と一緒に朝、6時に訪問。「朝、早く来てくれて良かったよ。」

       と笑顔。主人とおむつ交換と衣類交換を実施、綺麗好きな利用者様は

       嬉しかったようだ。私は呼吸が止まってなくて良かったと思った。

       (私の長年の訪問看護の勘が、気になって仕方がない時がある。)

       7月2日に主治医からメールが届いていた。

       この利用者様は入院して5日目に病院で死亡されたことの連絡だった。

       利用者様は人生最期の時間を住み慣れた家で6日間過ごせて良かったと

       心から思った。

 

       ・認知症の徘徊してしまう男性の利用者様

       医師は「内服で寝たきり状態に早くしなければ家族が大変だ。」と、

       考え、私は毎日、1日3回服薬管理に訪問した。

       徘徊するということは、利用者様なりに意味があるため、徘徊をする。

       この利用者様はガス会社のお配達を約40年間していた経験がある。

       「仕事に行くぞ、仕事に行かなければ、」といつも話している。

       抑制する内服を服用しているためか、認知の為か、廊下、洗濯機の横

       で排尿してしまう。家族が排せつの処置、洗濯の労力は毎日、

       利用者様は優しく、「ありがとう、すみませんね。」と、口癖のように

       私たちに話す。

        来週からは毎日デイサービス利用となったため、訪問看護は夕方、

       1日1回となる。ディサービスのスタッフと主治医と連携を密のとっ

       ていきたい。

 

       まだ、沢山の利用者様から学びも多かった6月でした。

       私の目指す、訪問看護

            ☆誰もが安心して生活できる地域づくり

            ☆介護を通して、家族もスタッフも謙虚に学ぶ姿勢

         意味のあるものにしていく、自分で感じ、自分で獲得していく。

         良いことも、悪いことも、意味あるものにしていける生き方。

        

       7月14日から看護学校で、11回、在宅看護論の講義を実施する。

       看護学生に、現在の在宅看護の実際を講義できることは私にとっても

       勉強になる。今年も学生から学び、テキストは変更になったので、

       私もしっかり勉強していきたい。

       

       息抜きに利用者様の家族が経営するラーメン屋に昨日行った。

       絞りの浴衣のワンピースと下駄と帽子をかぶり、ラーメン屋へ主人と。

       塩ラーメンがあまりにも美味しくて、つい、メモに感想を書きレジで

       そっと渡してきました。

        この家族も、お父様の看取りを

       「覚悟をもって介護してく」と私に話してくれた家族です。

       看取りは怖くない、人生最期の時間を住み慣れた家で、家族と共に

       最高の時間にできます。

       一緒に創りあげてしていく時間です。

       

       今は、朝7時、地域の子供たちの廃品回収に協力してきます。

        

                           関根京子

        

 

 

    6月14日の日記

       「死を受け入れる患者さんの心を支え、

            援助をするのも医師の役目である!」

   この言葉は、今は亡き、日野原重明先生の言葉。

   日野原先生の講演を2回、群馬県前橋市で伺ったことがある。

 

   日野原先生は

     ・介護、看護師達は見本になる高齢者を見つけるることができる。

     そのため、若い時から高齢者になる準備ができる。こんな良い職業はない。

  私はこの言葉が一番、印象に残っているため、見本になる高齢者を沢山見つけた。

  新規利用者様の84歳の奥様は、見た目はとても若く、見た目は70代に見える。

  姿勢も綺麗で、動きが早い、明るい性格で、地域の公民館で高齢者で体操を教え

  ている人である。体幹がしっかりしていると思った。

    そのため、私も最近は腰痛と肩こりがあるため、体幹レーニングを実施

  している。体幹レーニングを実施するようになって、腰痛と肩こりが軽減して

  きた。みなさんも実践してみてください。腰痛が良くなりますよ。

 

   今日も日記の題目にあります。日野原先生の言葉。

 

   現在、肺がん末期の利用者様は看取りが近づいている状態。夕方訪問。

 

   私は決まって、死が近づいている利用者様に、決まって声をかける時がある。

   「大丈夫ですよ。みなさん傍にいますから、どうか心配せず、

       安心してください。なんにも心配することはありませんから。」と、

    言いながら、自分の手で利用者様の髪の毛をなぜる。

    また、「ありがとうございます。立派です。みなさんは○○さんに感謝して

    います。ご苦労様でした。安心してください。」と、話す。

    今日も夕方、上記の言葉を、肺がん末期の利用者様に声をかけてきた。

 

    日野原先生の言葉

     死を受け入れる患者さんの心を支え援助するのも

                 医者(看護師)の役目である。

      心を支えることはどういうことか?

      相手も心を、自分が想像して発する言葉、真心からの言葉でないと

     患者には通じない。

      常に、相手の心を、相手の気持ちを汲んで考え、行動し、言葉を

      選んで、発していかなければ援助できないかもしれません。

 

     心を支え、援助すること。

     どういうことか、考えながら訪問看護を楽しくしていきたいと思います。

    

    

                            関根京子

      6月6日の日記

     心を込めて訪問看護の実践で、住み続けられる町にしたい!

 

   今日は朝の4時30分からたまっていた看護記録をタブレットで。

   記録等が終了したのは7時、

   8時30分にミーテイング

   9時から訪問開始。一人暮らしで、いつも訪問すると、泣いていることが多い。

    私はいつも、利用者様の好きなミルクを温め、すぐ飲んでもらう。     

    ミルクを飲んだ後はいつも笑顔になる。足の創部の処置等を実施。

   10時からは、一般状態を状態をみながら、冷たい、手や足を温めながら、

    マッサージ付きリハビリ、トランペットの素敵な音楽を聴きながらの訪問。

     気が付いたら、音楽に合わせて私の手が動いていた。

     訪問終了後は、丁寧に膝をついて、挨拶をする。

     心の中では「ありがとうございました。今週も宜しくお願いします。」と、 

      思っている。

 

     全部の訪問が終了したのは18時30分

    摘便、褥瘡処置、看取りの利用者様の訪問、インシュリン注射の利用者等

    訪問看護の仕事は、多岐にわたる。

 

    一つの看護の技術でも、心をこめ、真心からの看護が一番、利用者様

    家族に通じると考えている。

    

    以前、介護のメンバーに「真心から介護を実践していくことである」と、

    40名ぐらいの前で講義したとき、突然、ある男性の受講生から言われた

    ことがある。

    「先生はキレイごとを話している。現実は介護の仕事は厳しい、だからでき

     ない。」と。

     私はすぐ一言。

    「厳しい業務の中で、利用者様に優しくしたい。真心こめて介護したい。と

    少しでも考えながら介護をしている人と、介護をしていない人では、

    やがて雲泥の差が出る。」と、みんなの前で話したことがある。

     それから、この男性の職員は私によく声をかけるようになった。

     最初からあきらめてはいけない。少しでも良いから笑顔で、利用者様の

    お世話をして、利用者様からいろいろなこと学ぶ謙虚さをもって、介護、

    看護を実践していった時には、相互作用が働き、良い関係が構築できると

    私は思っている。

 

    訪問看護の仕事も、疲れる時があるが、頼られることは嬉しい。

    この考えで、少しづつ、住み続けられる町づくりを実践していきたい。

 

     余談であるが、6月4日に上毛新聞に

    「あの日のオルガン」の映画の上映が掲載されていいたため、やっと

    時間を作り、映画鑑賞した。実話だった。

    戦争中に子どものいのちを守るために、東京から、埼玉の熊谷のお寺で

    疎開保育園を創設し、実践し、53人の子供のいのちを命がけで守った

    保育士の方々の様子を上映されていた。

     保育士の方々の、強い使命感、言葉では言えないほどの苦労、信念の強さ。

    その時代に、子供のいのちを守り切ったことを知って、感動し、涙が止まら

    なかった。

      私は、この激動の時代に少しでも、なにができるか考えながら映画を

    鑑賞していた。

      目の前の、一人一人のいのちを守っていきたい。私のやり方で!

                  

                       関根京子