7月14日の日記

 

       看護学生への在宅看護論講義を開始した!

 

     私は看護学生の在宅看護論の講義をして、約10年以上。

     今年も始まった。学生の教科書が変化し、在宅重視の看護の内容になっ

     てきている。私の講義は、質問をしながら症例が多く話すようにし、

     少しでもわかりやすくしている。なるべく、学生を寝かせないように、

     声も抑揚をつけ、話題も変化させながら話しているが、興味がないように 

     見える学生に質問をしてみた。すると。聞いているようで聞いているし、

     しっかり応えられることが分かった。

     今年も、学生と一緒に、勉強しながら、自分自身も看護の研鑽を積み重ね

     ていきたい。今年の学生からも色々なことを学んでいきたいと思う。

     講義をすることは自分自身への研鑽をつに重ねること。あと10回

     一コマ90分の講義を12月まで。頑張って講義をしていきます。

 

     最近の精神科医、於保哲外医師の講義を受けた。

     於保医師は

     ・同じことをやっても、自分自身が喜びながら、楽しみながら、

     自分を輝かせながら、大切にしながらやることがとても大事!

 

     ・幸せだから微笑むのではなく、微笑んでいくことが幸せの因に

     なっていく。どんな大変な時ほど、にっこり微笑んでいくことが大切!

     

     上記の内容を於保医師から学び、

     今日も訪問を楽しみながら、喜びながら実施していくと、なぜか疲れが

     いつもより、軽減している。

     また、訪問時はマスクの中で、目頭をしっかり下げ、微笑むように  

     わざとしている。人は笑顔の人に安心して話してくれるようにいつも

     思う。

 

      夕方の訪問20代の利用者様から、静かにそーと、

     「最近、僕はしあわせだと感じる。」と、私に話してくれた。

     心の底から嬉しかった。なぜか、それは、いつも彼は悲観的な言動が

     多いため、私はずーと、彼の言葉に寄り添い、応援してきたからである。

 

     もう一人の高齢者の女性はいつも

     「先生が来てくれたから、今日も元気が出た。ありがとう!」と、

      ベッドサイドに座って、にっこり微笑む。

     この言葉を私に毎回、話してくれるため、心から嬉しくなる。

     この利用者様の好きな、川中みゆきの歌、「ふたり酒」を一緒に歌って

     30分の訪問で濃い時間を一緒に過ごした。

     この女性の左のかかとに、膿がたまった創部を何とか、完治させたいと

     思いながら訪問している。抗生剤の内服は7日間服用したが、まだ、完治

     していない、レスキュー隊の息子さんからは「病院に行かず、このまま

     少し様子見たい」と話すため、様子観察していくしかないため、

     私は、毎日、左足のかかと全体をマッサージ。皮膚の上から抗生剤の軟膏を

     塗布して様子観察している。私の心の中では「必ず、この皮膚を治す」と

     念じている。今のところ、悪化していないので安心。

     本当だったら、皮膚科受診、少し熱中症気味なので、病院に受診だが、

     この利用者様は「病院、施設にはいかない、この家でご先祖様を守り

     続ける」と、自分の意向を変えない。

      私はこの利用者様の意向を、希望を最期まで叶え、支えていきたいと

     考えている。この夏、乗り越えられるか。

          毎回の訪問が最期かもしれないと考えながら、

             訪問看護を続けていきたい。

                              関根京子