7月3日の日記

       6月は過去最高の訪問件数!

                振り返り学んだこと。

     私のブログを楽しみにしている看護師の友人から電話があった。

     「京子ちゃん、ブログの書き込みがないので、何かあった?」と。

     友人は私のステーションを応援してくれている。  

     そんな友人のために、頑張って書き込みをこれからもしていきたい。

 

    6月はなんと、1か月約500件を5名のスタッフで訪問することができた。

    暑いのに、毎日が真剣で、無事故の訪問をしてくださっているので、

    スタッフに感謝。事務長である主人に、アイスを沢山購入して頂き、

    食べ放題とした。私からのスタッフへの熱中症にならないで、健康で

    利用者様のために頑張って動いてもらいたい気持ちで用意した。

    事務長である主人はアイスが大好き。

    

    6月は

     ・群馬県介護支援専門員の理事として、県庁で、国保連合会の苦情の

      審査会に参加、初めて審査会に参加したが、今までの経験があったため、

      苦情の内容と現場の様子を経験から想像ができたため、私なりの発言を

      することができて安心した。

 

     ・「施設から、介護度5のお母様を外泊して介護してみたい」と、娘さん

       から依頼を受け、5日間、自費で訪問看護を1日2回実施した。

       ケアマネがいなかったため、私が全部ケアマネの役割をした。

       施設の看護師、主治医との連携、福祉タクシー福祉用具、ヘルパー

       の手配など。

       訪問看護の大切な家族に介護指導、精神的支援など、

       ご家族の方が「外泊させて良かった。」と、感じてもらえる外泊生活を

       送ってもらいたい、一心だった。

      結果、経管栄養の利用者様は

        ・顔面マッサージ、訪問入浴、腸活マッサージなど、業者の方が、

       全て在宅へ訪問し、実施することができた。

       すべて自費なので、経済的に裕福な方。

        ・施設では口から一切、飲み物は摂っていないが、家ではムセも

       なく、好きなはちみつ、ジュースを約300cc飲用することができ

       たことを家族が1番喜んでいた。

 

       ・病院から退院しても、病状が悪く、主治医と連携を取り、6日間

       毎日2回訪問した間質性肺炎の利用者様、

       栄養剤を飲用したら、食欲が出てきて、ベッド上での生活でしたが、

       一人暮らしの為、家族と連携を取り、何とか再度入院の運びとした

       ケース。築50年の市営住宅だが、部屋に入ると、しっかり整理整頓

       されている部屋。6日目の朝、状態が悪化していて心配だったため、

       主治医と一緒に朝、6時に訪問。「朝、早く来てくれて良かったよ。」

       と笑顔。主人とおむつ交換と衣類交換を実施、綺麗好きな利用者様は

       嬉しかったようだ。私は呼吸が止まってなくて良かったと思った。

       (私の長年の訪問看護の勘が、気になって仕方がない時がある。)

       7月2日に主治医からメールが届いていた。

       この利用者様は入院して5日目に病院で死亡されたことの連絡だった。

       利用者様は人生最期の時間を住み慣れた家で6日間過ごせて良かったと

       心から思った。

 

       ・認知症の徘徊してしまう男性の利用者様

       医師は「内服で寝たきり状態に早くしなければ家族が大変だ。」と、

       考え、私は毎日、1日3回服薬管理に訪問した。

       徘徊するということは、利用者様なりに意味があるため、徘徊をする。

       この利用者様はガス会社のお配達を約40年間していた経験がある。

       「仕事に行くぞ、仕事に行かなければ、」といつも話している。

       抑制する内服を服用しているためか、認知の為か、廊下、洗濯機の横

       で排尿してしまう。家族が排せつの処置、洗濯の労力は毎日、

       利用者様は優しく、「ありがとう、すみませんね。」と、口癖のように

       私たちに話す。

        来週からは毎日デイサービス利用となったため、訪問看護は夕方、

       1日1回となる。ディサービスのスタッフと主治医と連携を密のとっ

       ていきたい。

 

       まだ、沢山の利用者様から学びも多かった6月でした。

       私の目指す、訪問看護

            ☆誰もが安心して生活できる地域づくり

            ☆介護を通して、家族もスタッフも謙虚に学ぶ姿勢

         意味のあるものにしていく、自分で感じ、自分で獲得していく。

         良いことも、悪いことも、意味あるものにしていける生き方。

        

       7月14日から看護学校で、11回、在宅看護論の講義を実施する。

       看護学生に、現在の在宅看護の実際を講義できることは私にとっても

       勉強になる。今年も学生から学び、テキストは変更になったので、

       私もしっかり勉強していきたい。

       

       息抜きに利用者様の家族が経営するラーメン屋に昨日行った。

       絞りの浴衣のワンピースと下駄と帽子をかぶり、ラーメン屋へ主人と。

       塩ラーメンがあまりにも美味しくて、つい、メモに感想を書きレジで

       そっと渡してきました。

        この家族も、お父様の看取りを

       「覚悟をもって介護してく」と私に話してくれた家族です。

       看取りは怖くない、人生最期の時間を住み慣れた家で、家族と共に

       最高の時間にできます。

       一緒に創りあげてしていく時間です。

       

       今は、朝7時、地域の子供たちの廃品回収に協力してきます。

        

                           関根京子