10月24日の日記

       人生最期に何としても、状態が悪くても、選挙に行く、

            希望を持っている利用者様二人!

 

    私の利用者様に、末期がんで余命数週間という状態にもかかわらず、

    何としても選挙に行かなけらば!と、強い意志を持っている方が二人います。

 

    一人の利用者様は杖を使用し、足はふらつきみられ、今にも転倒しそうな  

    状態にも関わらず、期日前投票に行くことができました。

    主人と私で、車で送迎、投票所(支所)へ着くと車いすで、期日前投票する

    ことができたのです。

     帰りの車の中で、「何としても、みんなのために働いてくれる、真剣に

    なって、必死になって動いてくれる人を当選させなけれなならない。そのため

    に、どんな状態でも、自分の1票は行かなけらばと考えていた。」と、話しな

    がら、涙を流していました。

     また、覚悟を決めて、投票場に行くことができたことが嬉しかった様子も

     拝見することができた。

     無事、帰宅すると、息子さんが安心した様子で私達を出迎えてれた。

 

    明日は、もう一人の利用者様です。

    数日目まで、「痛い、痛いよ」と、つらそうな表情が多かった利用者様。

    それでも、「投票に行きたい。何としても。」と、いつも私に話していた。

    22日の金曜日に訪問すると「関根さん、いつ投票行けるの?」と、また、

    話してきたのです。

    私は何とか、期日前投票に行ける方法を考え、交渉し、市所に何回も相談に

    行きました。

     今日はなんと、支所の選挙管理委員の係長と打ち合わせをすることが

   できたのです。

   係長は「わかった。体の負担にならずに、スムーズにできる方法を検討する

       ことを約束する。」と私に話してくれたのです。

 

         私の訪問看護ステーションの理念

          人生最期の希望を叶える看護!

 

     利用者様の希望を叶えるための準備は8割、終わったと思います。

     あとは、当日2割、無事故で終了させてまいります。

     この後は、また、明日。

 

     ※心理学者のユングの言葉に

      「結果よりもプロセスが大事」という、言葉があります。

      選挙に行くことも大事ですが、一番大事なのは、

      利用者様の希望を叶えるために、周りの方々がどれだけ

      考え、動いたかが、一番、大事です。

 

                           関根京子