11月1日の日記

      

     群馬交響楽団の歴史の映画、「ここに泉あり」を鑑賞した!

   

    私の好きな言葉に、「歴史を知ることは、未来を知ること」

   今のコロナの問題、超高齢化社会に向けた課題、多死社会の問題になにか、

   ヒントがあるのではないかと考えたからである。

     1955年、2月12日公開の日本映画、

   高崎の市民オーケストラが群馬交響楽団へと成長する草創期の実話。

   地方都市では不可能とされたオーケストラを育てた不撓不屈の人生。

        群馬交響楽団の父、丸山勝廣。

     食べることが困難な時代にオーケストラを結成した人、

   この信念に、胸打たれた。この丸山さんがオーケストラを結成しなかったら、

   音楽センター、高崎芸術劇場はないのではないかと思った。

   丸山さんは、戦後の長屋暮らしの人々、子供たちに、音楽を通して、喜んでも

   らいたい。ただ、元気になってもらいたいと考えていたのだろう。

   草津の昔のハンセン病院にも、我妻の炭鉱で働く親の子供たち(学校)のところ

   にも移動音楽会を開催していた。

     私は、丸山さんからどんなにつらいことがあっても、

   利用者様の意向を大切に、医療と看護、介護を支えていきたいと思った。

      この私の信念は、訪問看護歴23年間、変わっていない。

 

   この丸山さんが、残してくれた群馬交響楽団の演奏も、今年は楽しみたい。

 

    来年の3月に高崎芸術劇場に、辻井信行さんのコンサートがある。

   何としても、この辻井さんのピアノの演奏は聞いて、自分の心を癒したいと

   思っています、今から楽しみです。

 

    看護は感性が大切なように気がする。いつも感動し、心を磨いていかないと

    いろいろな人の気持ちを敏感に感じることが難しいのではないかと思います。

    若さを保つためにも、綺麗なもの、美味しいもの、素敵なことを感じたら

    言葉に出すようにしている。

     心にも、脳にも ときめき、ひらめき、感動することが大切ではないか

    と、思うのです。

                          関根京子