8月30日の日記

 

       フレイルの高齢者ご夫妻の訪問で分かったこと!

    

    初回の訪問時、奥さんは認知症で、自分から何もしないで、ボート座って

    いるだけだった。

    夫は入院退院を10回も繰り返し、心不全のため在宅酸素を使用している。

    夫は会話が好きな人なのに、会話もなく。うつむき加減で、元気がない状態

    だった。(酸素飽和濃度90%)

      二人の主治医は地域の高齢の医師(85歳)訪問看護指示書の書き方を

    傍で伝え、訪問看護の訪問を許可してくださった。その医師は私に

    「頼んだよ。」と笑顔を話した。

     この夫婦に訪問看護で点滴もせず、どのように訪問し、元気になっていた

     だくか考えた。

       さりげなくさりげなく、

       在宅酸素管理、

       精神的支援・・・ゆっくり傾聴し、褒め、覚えていること、

               過去の業績を褒める、共感するに努めた。

       栄養管理・・・メイバランスの飲用、飲料水の声掛け、

       リハビリ・・・・座位での足ふみ、ベッドから離れて軽度の運動

      上記の内容で、訪問を楽しみにしていただくように心がけ、

      家族と連携を取り、5回訪問を継続した結果。

     なんと、夫が30mぐらい離れた、魚屋さんに歩行器にてお刺身を購入して

     きた。(酸素飽和濃度95%)  

      夫は自分から家に出て、買い物をして帰宅できるようになった。

      妻はご主人が元気なおかげで、家の中の掃除をまめにするようになり、

      表情が明るくなってきた。

     娘さんも、ご両親が少し元気になってきたことで安心して生活ができる

     ようになったと話していた。

      訪問看護はご夫婦の生活レベルを向上させていきたい。

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                          関根京子