7月17日の日記

 

         突然!真心のプレゼンに感激して元気が出た。

 

      昨日訪問看護指示書依頼に〇〇病院の患者支援センターの受付に

      久しぶりに行った。そしたら、「関根さん、〇〇師長が来ますのでお待ち

      ください。」と言われた。私は師長に声をかけていないが、

      どうしたんだろうと、忙しい中、私と会って下さる。嬉しいなあ、

      と待っていた。

        美人師長が私の前に現れた。

      「関根さん、きっと好きだろうと思って、〇〇病院で作ったものです。」

       と、クリアファイルをくださった。

      そのクリアファイルに小さなかわいいサクランボ。言葉が添えれありま

      した。

 

                私にできることは

                   小さなこと

                   でも、それを

                感謝して

                    できたら

                    きっと

                   大きなことだ

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       師長の真心のプレゼントに、うれしかった。

       いつも応援していることがわかり、いつもつながっていると実感した。

       午後の訪問に行ったら、

         看取りをしている家族、2件訪問した。

       どの家族も、悲しいけれど、死の受容をしっかり受け止め、

    大切な家族とのお別れの時間を家族で乗り切っている姿を目のあたりにした。

    皆さん、悲しいが、笑顔で、いいお顔で、悲しみに乗り越えていこうという

    気持ちを感じた。

      私もほんの少し、看護の力でお手伝いしていきますから。

      すべてに感謝!

                             関根京子

       

  

    7月14日の日記

 

          地域づくりはチームワークで仲良くみんなで!   

 

       訪問を終え事務所(我が家)に戻ると、手作りの料理が届いていた。

 

    「しそジュース、あったかい作たでのキュウリのきゅうちゃん、

     タケノコ入りお赤飯、にしんのタケノコの煮物」

     どれも、美味しかったので、届けてくださった方にお礼の電話をした。

     忙しいのに、届けてくれたのは、ある社長さん。

     私と社長さんの電話の内容はいつも

 

     「地域づくりはゆっくりを確実に、地盤を固めて、みんなで支えあい、

      助け合っていきましょうね。」と、話して終わる。

 

     地域づくりは、医師、訪問看護師、ケアマネ、デイサービス、福祉用具

     民生委員、地域の方々、、地域包括、薬剤師、病院の看護師、施設の方々

     後見人、行政、保健師理学療法士など構成される。

 

       地域住民一人一人に優しい地域になるように、

       みんなでチームを組んで、いろんな意見を出し、お互いに

       認め、褒め、助け合いながら勧めていけば必ずできると信じて

       私は訪問看護の役割を追求していきたい。

       時々、嫌なことあっても、辛いことがあっても、

       すべてを受け止められる、心の広さに少しでもなりながら。

 

       2030年に向けて。SDGsを掲げているため、

       10年後、

         「誰も置き去りにしない地域にするためには

            どうしたらよいか」

 

       スタッフと考え、課題を明確にして、対策を考えていきたい。

       

                               関根京子

     

     

    7月13日の日記

    

           看取りケアの時、家族の心は揺れる

   その心の揺れに付き合い、一緒に悩み支え、背中を押すのが訪問看護に役割!

           

    今日も訪問したら。「関根さんに聞いたいことがあった。」と家族が話し

    てきた。

      「私は主人を病院から退院させて良かったのか、

    このまま、家で最期まで看取る覚悟はできてるが、このままでいいのか

    心が大きく揺れている。関根さん、どう思う?」と聞かれた。

    私は、お母さんの揺れている気持ち全部話してもらい、ゆっくり受け止め

    ながら話した。

    家族の気持ちが揺れるのは、どなたもします。揺れて同然です、家族だから。

      一番大事なのは本人の気持ちです。

       お父さんが「家にいたい、お母さんと一緒がいい、家族と一緒にい

       たい。」という気持ちが大切。家にいて、お父さんの傍にいることが、

    どんな医療的処置よりも、お父さんにとって大事なことだと思うのです。

    家に帰ってきたこと、家で介護を継続し、最期まで介護すること、

    凄いことです。と、話した。

      また、お母さんはお父さんに昔の思い出話、昔プロポーズしてくれた

    ことや、二人の好きな歌を歌って聞かせているそうです。なんて、素敵な

    ご夫婦で、約20年介護をし続けた、お母さんの介護がもうすぐ終わろうと

    しているため、寂しいのかなあと思った。

    お母さんにとって、お父さんの介護は生きがいだったのですね。

    そんなお母さんを見て、

    「若いころは美人さんでしたね。」と、声をかけると、

    「若いころ〇県の、ミスユニバースに出ないか、と言われたことがある」と

    懐かしく嬉しそうに話していた、お母さんのお顔とっても素敵でした。

    私もこのお母さんみたいに年を重ねたいと思った。

                             関根京子

    

        

    7月11日の日記

 

     すべてはわが子を信頼することから「生涯の宝、心の糧」を!

 

    朝、廃品回収のお手伝いをしてきた。育成会の中にお父さんも参加が多いので

   嬉しく思い、「親の姿を子供たちが見ていますよ。いいお父さんですね。」と、

   心の中で思った。

     引きこもり子供たちのことを聞くと、母親はどんなに心配だろうと

   考えてしまう。夏休みも近くなるので、家庭教育の本を少し読んだ。

    

    夏休みは、親が子供とじっくりつきあい、子供の生命に「宝の思い出を」

    刻んであげる機会にしたい。

    幼い日に刻んだ思い出は。「生涯の宝」であり、「心の糧」だ。孤独の時

    には友となり、苦難の時には支える力となります。

    ささやかな思い出であっても、本当に心と心がふれあってたものなら、

    年月を経ても朽ちない。思い出は親子の絆の結晶とも言える。

 

   私は男の子3人を育てた。育成会長、副PTA会長、学童保育の設立も経験した。

   大変でしたが、今、思うと楽しかったです。三男には心に余裕があったので

  「いい子ね。なんでもできると思うよ。」など、子育ての実験で、ほめる子育て

   をしてみた。、まだ、子育ての結果は出ていないが、「僕はなんでもできる

   ような気がする。」といい、22歳で、アメリカの大学院に行ってしまった。

   自己肯定感が強い三男になった。(まだ、実験は終わっていない)

      コロナ渦だから、子供たちにしわ寄せがいっている気がする。

    若いお母さん方、どうか、子育てを楽しんでください。子供の可能性を

   信じて。現在はもし、学校に行けなくても大丈夫、自分から行ける時が必ず

   来ると思います。ゆっくり、ゆっくりね。

 

                        関根京子

     7月9日の日記

 

    夜の緊急対応の医師が「僕は戦闘ものが好きでね」と、みんなを和ます!

 

   今日も1日、訪問お仕事を終えたのが20時、最後は、急変している利用者様の

  往診だった。昼間、外来で約80名診察している医師が急な往診にも応えてくだ

  さった。呼吸がヒュー音、酸素飽和濃度が90%で低下していた。

    医師は「喘息の薬と利尿剤を処方する、すぐ出すから病院に来てください。」

  と穏やかに話した。

  最後に、カレンダーの自衛隊の飛行機を見て、「いいなあ、僕は戦隊ものが好き

  でね。」と、みんな笑顔と笑い声が上がった。医師の一言で利用者様の家の中が

  温かい雰囲気に包まれた。

    外の車で待っていてくれる主人と往診してくださった医師の話をして帰宅

  した。どんなに忙しくても、患者、家族を和ませてくださった往診医を見て、

  私の疲れもなくなった。

                     関根京子

    

    7月5日の日記

 

  高崎芸術劇場に車いすのご夫婦が行き、群馬交響楽団タンホイザーを鑑賞

      

   二人は高齢でも素敵なご夫婦で、いろいろなこといつも教えてくださいます。

   家族も周りの支援者もこのご夫婦が大好きで、一生懸命お世話をしている姿に

   頭が上がりません。

    タンホイザーの曲は、フーグナーの作曲のオペラ。ワーグナーにとって罵声、

   暴動などいろいろあった曲で、ワーグナーが死の直前まで本作を気にかけて

   いたそうです。

    自分が死の直前まで、看護に仕事をやり続けていたら、どんなに幸せかと

   思います。

 

    皆さんは高崎芸術劇場に行ったことがありますか?

    1階のカフェは綺麗で、コーヒーが600円、美味しいです。

    3階、4階はテーブルがセットせれているため、図書館みたいに学生が勉強

    しています。大人は気分転換に、読みたい本を持参してゆっくり、静かな、

    場所で読書をするのもよいと思います。

    私は辻井信行さんのピアノのコンサートは、いつか鑑賞してみたいと思って

    います。やっぱり、一流の人に会いたいですね。

 

                        関根京子

    

   

     7月4日の日記

 

      闘病生活を゛意味あるもの゛に一緒に考え、負けずに生き抜く心を

 

    社長になって、3か月休みなしに働いた。結果、体調を崩したがもう大丈夫。

    スタッフが私を休ませてくれたのだ。いつもありがとう。

 

      以前から私は講義をするときに、「病気、介護することになったら、それ

    は意味あることではないか」と、みんなに話してきた。

    「病気になった意味を自分で見いだせた時、その人はもう、すでに病気の悩み

    を乗り越えた時ではないか。」ともよく話した。

 

      最近の新聞で、ある外科医

    生きる力が弱くなれば、病に負けてしまいます。健康のためには前を向き、生

    きようとする力が大切です。がんは逃れることはできない宿命的存在です。だ

    からこそ目をそらすのではなく。゛意味あるもの゛と捉え、立ち向かっていく

    ことが重要だと思うのです。

     

      この外科医の言葉どおり、私たち訪問看護師は家族と、利用者様と何回

    も話し合いながら、どうしたら意味を見出せるか、一緒に考え看護を提供し

    て、私たちも勉強させていただきたい。

      一人の命はどんなものよりも大切で、かけがいのない宝物だから。

    自分が苦しい時、人を励ますと元気が出るよとケアマネに話したことがある。

 

                             関根京子